Lo-D HT-500
1982 年製造。定価は 49,800 円らしいです。価格的には普及品になりますが、
日立お得意のユニトルクダイレクトドライブモーターを採用した、コストパフォーマンスに
優れたプレーヤーとしてソコソコ人気があったようです。この HT-500 の後継機に HT-500mkⅡ
があります。
わたしが持っているものは、会社の寮生活をしていた時に、共同ゴミ捨て場に置いてあった
やつをこっそり拾ってきたものです。特に目立つ傷もなく、動作も問題ありませんでした。
いい拾い物をしたものです。まったく問題なく使えるものなのに、そのまま捨ててしまう
なんて・・・、ネットオークションやリサイクルショップも当時はもう充実していましたから、
売ればよかったのに・・・なんて勝手に思いましたが。
写真にありますように、カセットデッキでもお馴染みのユニトルクダイレクトドライブモーターが
採用されています。加えてクオーツロックの回転数制御により、ワウ・フラッター 0.02% を確保しています。
基本、フルオートプレーヤーです。レコードサイズを設定しておけば、スタートボタンで
自動的にアームが昇降し再生します。片面繰り返し再生も可能です。
トーンアームはストレート型。VC METAL を採用しており、振動対策が施されています。
ターンテーブルもまた、VC METAL が採用されています。アーム軸受けはジンバルサポート式です。
カートリッジは元々の付属品ではありません。以前使用していた Lo-D の HT-464 というモデルに
付いていたものです。交換針の型式は DS-ST24 。捨ててあった時にカートリッジも付いていた
のですが、音質的にはこちらの方が好みなので交換しました。カートリッジとアーム間をつなぐ
ワイヤーはオーディオテクニカの AT6101 に交換。カートリッジとシェル間の空間が狭いため
取り付けに苦労します。
ちなみに、所々青く塗ってあるのは、ホームページのリンク先でも紹介しています ge3 の "Project Q"
です。塗るだけで制振効果が得られる優れもの、という説明ですが、実際は・・・?
さて音質ですが、今まで使ったことのある ビクターの DD プレーヤーや Lo-D の普及版 DD プレーヤー
と比較した中では一番良い音です。特に今までのプレーヤーでは気になっていた音の濁りが少なく、
49,800 円のプレーヤーながらもしっかりした音です。VC METAL が効いているんでしょうかね。
下記仕様は、「オーディオの足跡《様のページの方が詳しいです・・・。
HT-500 特性
項目 |
特性 |
ワウ・フラッター | 0.025%(WRMS) |
消費電力 | 6W |
外形寸法 | 幅456×高さ154×奥行402mm |
重量 | 7.5kg |
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