初めて HCA-7500 を見たのは中学生の時。町の電気屋の軒下に置いてありました。通学で いつもその電気屋の前を歩いていたので、軒下に置いてある製品は廃棄処分のものだと 分かっていた私は、早速電気屋さんと交渉。故障のため廃棄処分ということで、 そのまま譲ってもらいました。
動作確認すると、PHONO 入力が音が出ない以外は問題ありませんでした。その当時は 本格的なレコードプレーヤーを持っていなかったので、そのままライン入力のみで 使い始めました。初めて手にした単品コンポーネント。嬉しかったものです。
と、問題なく使っていたのですが、つないでいた電源タップの接触上良が断続的 に起き、数秒の間に断続的に本体の電源がオンオフされたことで電源周りが故障 したのか、電源が入らなくなり使用上能になってしましました。
写真のものは、2 台目になります。これは入手当初から完動品でした。某オークション より 500 円で落札。カタログ写真を見ていただくと気付くと思われますが、フロントパネル の両端が削られています。本来ならラックマウント用にパネルが延長されており、 それがまたいいところでもあるモデルであって入札時も迷ったのですが、他の プリに比べて出品率がかなり低いモデルなので、安いこともあり入札しました。実は 1台目も捨てずに保管してあるのでそちらから移椊もできるのですが、普通に置く際には こっちのほうが置き易いということもあり、そのままにしています。
項目 | 特性 |
---|---|
イコライザーアンプ | 初段低雑音トランジスタ定電流駆動バイポーラプッシュプル3段直結5石構成 |
コントロールアンプ | 初段FET差動電流駆動バイポーラプッシュプル3段直結6石構成 |
入力端子 | (感度/インピーダンス) |
PHONO-1,2 TUNER AUX TAPE PLAY-1,2 |
2mV/100Ω、10kΩ、50kΩ、100kΩ/100pF、200pF、300pF、400pF 100mV/50kΩ 100mV/50kΩ 100mV/50kΩ |
最大許容入力 | ( mV ) |
PHONO-1,2 | 350mV(RMS 1kHz・ひずみ率 0.01% |
出力端子 | (レベル/インピーダンス) |
TAPE REC OUT OUT PUT |
100mV/600Ω 1V/600Ω |
周波数特性 | (Hz) |
PHONO-1,2 TUNER,AUX TAPE PLAY-1,2 |
20~20,000(±0.2dB) 5~100,000(+0,-1dB) 5~100,000(+0,-1dB) |
S/N | (IHF Aネットワーク) |
PHONO-1,2 TUNER,AUX TAPE PLAY-1,2 |
87dB 100dB 100dB |
高調波ひずみ率 | (20~20,000Hz) |
PHONO-1,2 TUNER,AUX |
0.005% 0.005% |
トーンコントロール | |
BASS TREBLE |
±10dB(50Hz) ±10dB(10kHz) |
フィルター | |
LOW HIGH |
15Hz(12dB/oct) 8kHz(6dB/oct) |
消費電力 | 10W |
外形寸法 | 幅480×高さ166×奥行348mm |
重量 | 8kg |