Lo-D HA-270

1977 年製造(想定)。定価は分かりません。このアンプに関する情報を何も持ち合わせていないので・・・。
わたしがオーディオを揃えていく中で、一番最初に使っていたプリメインアンプは、Lo-D の HA-210
というモデルで、本当に廉価版といったモデルでした。ライン入力も2系統しかなかったですし・・・。でも、ライン入出力はその時点でHCA-7500を持っていました
から、特に上便なところはなく、HCA-7500 のプリ出力を HA-210 に入力してメインアンプの代わり
として使っていました。
アンプにはこだわりはなかったので HA-210 を使い続けても良かったのですが、通いのリサイクル
ショップでこの HA-270 が置いてあったのを見て、「やっぱりこれぐらいのアンプがいいかな・・・《
と思って 4,000 円で買ったのがこれです。当時の値段も安いでしょうが、アナログの出力メーターが
付いているのが雰囲気があってよいです。
この後にパワーアンプ:HMA-3700 を購入したので、このアンプはしばらくほこりをかぶっていましたが、HMA-3700 が
調子が悪くなったため、現在またメインアンプの代わりとして使用中です。

入力は PHONO (MMカートリッジ専用)1 系統、TUNER,AUX,TAPE のライン入力3系統、マイク入力
1 系統(専用ボリューム付き)、出力は TAPE ライン
1 系統に加え、各フィルタ・トーンコントロール等が有効状態で出力できるプリ出力があります。
左下はサブソニックフィルター(Low Filter)で、カットオフ周波数 20Hz(-12dB)です。

音質調整としては、ラウドネスと普通のトーンコントロールが付いてます。あとはやっぱり
メーターがいいですね。本当はランプが付くのですが、どちらも玉切れです。交換しようと
思ってはいるのですが。

天板を開けた状態です。ちなみに配線は純正状態ではありません。現在、電源立ち上げ時の保護リレー
の直下から、直にスピーカー端子まで配線を引き直しています。ヘッドホン端子や余計な接点を
排除することで音質向上できます。スピーカー端子も金メッキ仕様の
大きいものに変えています。また、部分的に貼ってある銅板は、わたしの気休めです。

フォノイコライザーは入力端子からセレクターの間にあり主基板から独立しています(ピンボケですね)。

電力増幅部は、2SD188 と 2SA627 の組み合わせです。

電源トランスです。大きさは HMA-3700 と同じようです。シャーシも同じですね。

平滑コンデンサは、静電容量 5600μF 。この辺のアンプだったら、こんなものだと思います。コンデンサ
の隣にあるのが、電源 ON 時のスピーカー保護リレーです。

このアンプは購入した時からボリュームが壊れていて、なかなか適当な音量にできませんでした。
で、プリの役目は HCA-7500 に任せているので、もうボリュームはいらないだろうと思いバイパス
させました。配線の引き回しが悪いのでしょう、ノイズが増えましたが、音質は向上しました。
そうしたら、何だか HMA-3700 よりいい感じなのです。なので、HMA-3700 の修理が
進んでいません。原因もよく分からないので・・・。
低域も量感があり、特に上満もないので、壊れない限り使っていくつもりです。こんなアンプ、
メインアンプとして使っている人なんていないでしょうねえ・・・。
*この製品の資料がないので、仕様はわかりません。
「わたしのオーディオ機器《へ戻る