SONY WM-EX2000

  
WM-EX2000
WM-EX2000

 EX2000、好感の持てる型番です。2000 年に登場したこのモデルには、 まさしく世紀末を意識した型番が付けられたのでしょう。しかしそれには、最期の音質重視 ウォークマンという意味も込められようとは・・・。

 2000 年、時は MD もかなり普及しカセットウォークマンの肩身が狭くなってきたころ (今となっては MD も時代遅れか・・・)、 このモデルの登場には個人的にびっくりした&うれしかったものです。と同時に高音質仕様が 発表されるのもこれが最後だろうな・・・、などとも思いました。普段新品は めったに買わないのですが、これは買っておかねばと思い、 発売から 2 年後に購入しました。

 主な特徴は以下です。その他にも充電池だけで 50 時間連続再生など使い勝手もよく、 また、デザインも良いと思います。ヘッド部分が覗けるように透明パネルになっている外蓋 などは、わたし好みです。

WM-EX2000

 で、本題の音質ですが、確かに高音質仕様だけあって色付けの無い素直な音だと思います。 PL77 と比べると、サッパリした音でしょうか。また、リモコンを経由した音質は、 ヘッドホンを直接つないだ時の音よりも元気がない音になります。

 しかし、わたしが購入したものがハズレだったのか、いまいち走行動作が安定しません。 特にリーダーテープからリバース動作した場合、テープによっては回転ムラが発生し、 一度停止させて再度再生させるといった使い方をしなければなりません。一度 症状がでるテープと一緒に修理に出し、一旦直ったかとおもったら再度同じ症状が 現在も続いています。

WM-EX2000  ヘッドより少し離れた両脇にはテープガイドが設けられ、アジマス対策がされています。 でも、録音したデッキによるアジマスの当たり外れは大きいような気がします。


 現在は修理上能の上動品になってしまいましたが、今でも手元にあります。

WM-EX2000の仕様
機能・仕様等 説明
36倊速高速曲探し60分テープなら1分強で巻き戻し完了。 普通のカセットデッキ並の早送り&巻き戻し。
DOLBY NRBタイプを搭載。
REVIVE高音域の低下したテープを、高域を強調することで録音時の 特性に近づける機能。
MEGA BASS重低音を強調。
MEGA SURROUNDMEGA BASSにSRSのサラウンド効果を加えた音感仕様。
AVLS(快適音量スイッチ)Auto Volume Limiter System の略。音洩れ軽減のための自動音量調整機能。
テープ対応ノーマル、ハイポジ、メタル(オートテープセレクタ)
周波数範囲30~18,000Hz(DOLBY NR OFF)
実用最大出力4mW + 4mW
最大外形寸法幅78.3×高さ109.4×奥行21.9mm(突起部含)
重量145g(本体のみ)

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