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<title>

Speaker PIONEER CS-A33

</title>

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   <body background="05grid.gif" text="blue">

    <font face="std W8">

     <basefont size="2">

      <h1 align="left"><u><b><i>PIONEER CS-A33</i></b></u></h2><br>

　　</font>

   </head>

<body> 

<img src="./audi/csa33c/csa33_main.jpg" hspace="50" hight="500" width="300" alt="PIONEER CS-A33"><br><br>

  
<font color="black" size="3">


　いつ頃の製品なのか分からないのですが、多分 1970 年代半ばから後半の製品だと思います。

パイオニアの 3way スピーカー、CS-A33 です。何の資料も持ち合わせていないので、何も

分かりません。当時のシステムステレオのスピーカーといった感じのモデルだと思うのですが。

特性は、入力インピーダンス 8 Ω、最大入力 40W です。特に特徴的なこともない、

なんとも普通のトールボーイ型スピーカーです。<br><br>


　このスピーカーは、オーディオリストのページにも書いているように、わたしが初めて

オーディオコンポーネントとしての製品として手に入れたものです。手に入れたと言っても、

買ったわけではありません。親が農協からもらってきたものです。中学3年生の頃ですかね。

スピーカーだけあってもどうしようもなかったのですが・・・（笑）。<br><br>


　 そのうちアンプなども揃えてメインスピーカーとして使っていました。が、一時期は

使わずに押し入れに入っていました。ローディ好きがゆえにスピーカーもローディにしたい！

と思った時があり、ローディの HS-580 というモデルをメインにしていたことがあるためです。

HS-580 を買った時に、「もう使わないな・・・《とその時は思ったのですが、でもなんとなく

とっておくことにしたのでした。<br><br>


　しかし、都合で引越しをした際に、引越し先の部屋に対し HS-580 が大きくてどうにも

置けなくなり、HS-580 は手放しました。それ以来、またメインスピーカーとして使っています。

ホントに誰も見向きもしないようなスピーカーですが、実はわたしはすごく気に入っている

スピーカーで、入れ替える気がしないんです。スピーカーユニットも一昔前の車の純正スピーカー

のようなコーン紙なんですが、とても素直な音で、帯域も見た目に反して広く、HS-580 よりも

バランスの取れたいい音です。こんなスピーカーより特性のいいスピーカーは世の中に

たくさんあるだろうに、それを裏切るかのような音です（言い過ぎか・・・）。<br><br>


<img src="./audi/csa33c/csa33_open.jpg" hspace="50" hight="500" width="300" alt="DAD-5500"><br><br>


　裏板は 12 本の木ネジで止めてあります。裏板には吸音材が写真のように貼ってあります。

側面バッフルの影になっていて見えませんが、ウーファーの下に穴が空いています。いわゆる

バスレフ型です。<br><br>

　
<img src="./audi/csa33c/csa33_unit.jpg" hspace="35" hight="500" width="300" alt="DAD-5500"><br><br>


　スピーカーユニットとネットワークです。純正状態では、アンプからの出力が一旦ネットワーク上

で半田付けされていて、そこから各ユニットへ出力が出ていました。でもよく見ると、

ウーファーにはコンデンサーもコイルもつながっておらず、ネットワークとは無関係でした。それならアンプからの出力はウーファーに

直接つないだ方がいいんじゃないかな・・・、と思い、写真のようにアンプからの出力は

そのままウーファーにつないでみました。すると、低音の量感が全く変わりました。

ウーファーの寸法が一回り大きくなったんじゃないかと思えるほど、それまでとは違う

豊かな低音が出てきたのです！　元々素直な音が気に入っていたのですが、

HS-580 の大口径ウーファーの低音を聞いてしまってからはちょっと上満がありました。

でもその上満はこの配線で解決できました。スピーカー線は、家電量販店でも売っている

ビクターの安い OFC 線に替えてあります。この線、結構お気に入りです。カセットデッキの

出力ボリューム短絡にもこのスピーカー線を使っています。<br><br>


　というわけで、CS-A33 はこれからも我が家のメインスピーカーです。<br><br>


【別話】<br>

　このスピーカーをこれまで手放さなかった理由は他にもあります。実は、もらった

スピーカーにも関わらず、右と左で 2 本のうちの片方のユニットを有料で交換したんです。

配線時に間違って 100V 電源とスピーカーコードが触れてしまって「ボンッ！《と

ユニットが飛んでしまったのです。今考えれば H/O 辺りでこのスピーカーより

いくらでもいいスピーカーを安く買えたはずなのですが、その時はなぜか

修理に出したのでした。<br><br>


　でも、その時点で既に製造終了から 20 年は余裕で経っていたはずなので、

まあどうせ修理上可で戻ってくるだろうという思いもあったのですが・・・。

でも、<font color="red" size="3"><b>しっかり修理されて戻ってきたんです。なんと、ツイーター、スコーカー、

ウーファーまで新品部品で！</b>

<font color="black" size="3">

その時は、パイオニアさん、すごい！って思いました。普通だったら、いつまでもこんなの

使ってんじゃねーよみたいに思われそうですが・・・。こんなスピーカーの部品が残っていた

のにもびっくりでした。<br><br>


　ちなみに、修理代は1万ちょいくらいだったと思います。技術料を考えれば、

ホント安物のスピーカーなんですよ。でも、わたしはいいスピーカーだと思います。<br><br> 


<table border align="center">


 <caption><font face="Century"><font color="blue"><basefont size="6"><u>CS-A33特性</u></font></caption>


<tr>

 
 <th><font color="blue">項目</font></th>

 <th><font color="blue">特性</font></th>


</tr>


<font color="blue">

<tr><td><font color="blue">入力インピーダンス</td>

<td><font color="blue">8Ω</td></tr>


<tr><td><font color="blue">最大入力</td>

<td><font color="blue">40W</td></tr>


<tr><td><font color="blue">外形寸法（実測）</td>

<td><font color="blue">幅310×高さ750×奥行295mm</td></tr>


<tr><td><font color="blue">重量</td>

<td><font color="blue">8kgくらい？？</td></tr>


</td></tr>


</font>

</table>


</body>

</html>