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パイオニアのダブルリバースカセットデッキです。以前は、T-D7 に搭載されている
デジタルプロセッシングを初搭載したダブルリバースカセットデッキがありましたが、
残念ながら販売終了になってしましました。パイオニアのデッキは他メーカに比べて
独自の機能が充実していてお勧めできます。このデッキにも、自動テープ校正
(キャリブレーション)機能
「Frequency responce and Level Auto Tunnig(FLAT) System」、
テープの「こもり音」を補正する
「Frequency Level EXpander(FLEX)システム」、
テープダビング時の無音声録音部分で、テープのヒスノイズを自動低減させる
「Tape Dupulication Noise Suppressor(TDNS)」、
テープの特性に応じて録音レベルを自動調整する
「Auto Level Control with tape Analysis(ALCA)」
等、低価格ながら「使える」機能が満載です。
デッキは、片方が再生のみ、もう片方が録再です。ちょっと周波数特性がメタルテープにおいても
20〜16,500Hz と高域側が落ちていますが、実用上は特に問題ないと思います。それよりなにより、
キャリブレーション機能が付いているのは、もうパイオニアのデッキしかないんです!
発売は 1996 年、長寿モデルと共に、今となっては大変貴重なデッキです。
カセットテープ(TYPE T Normal Position )
TDK AE
AE といえば TDK のノーマルカセットテープの代名詞的な存在ですね。グレードとしては
一番最低なのですが、TDK の上位テープといっても今は CDing シリーズしかないですから、
昔のように名前によるグレードの位置付けはあまり意味がないでしょう。
ただ、そうは言っても最低グレードです。高級感もないのは当たり前ですが、
メーカーさんの音質に対する意気込みはホームページの解説をみれば分かると思います。
今の時代にカセットテープの基本特性を真面目にアピールしているページは他には
ありません! その謳い文句の通り、最低グレードとは思えない音を聞かせてくれます。
高域も十分に伸びていますし、特に不満はありません。カセットハーフはネジ止めではなく
溶着してありますので強度もありゆがみにくいです。ヒスノイズはちょっと密度が高めの
ような気もしますが、汚くはないと思います。
あとは、やはり透明ハーフが使いやすいですね。特にフェードアウトする時のテープの
残量を見るのは、CDing のような半透明ではなんともやりづらいですから。
昔はあまり TDK のテープは使わなかったのですが、最近は使う機会が増えたような
気がします。買えるテープが限られているという理由もありますが・・・。とにかく、
AE は何にでも使える良いテープだと思います。
SONY HF
SONY のノーマルテープ、HF シリーズです。位置付けは TDK の AE と同じように最低グレードです。
といってもこの上のグレードは CDix しかないですけどね。
音質は、入力ソースに比べ高域がおとなしくなる傾向にあります。その分、中域が主張してくる
感じになります。バイアスを浅目にして高域を補うことになるかと思います。
ヒスノイズは AE より高域側でサーッという感じでしょうか。
このテープも透明ハーフでテープは見易いです。気軽に使えるテープですね。
*テープの音質等の感想は、テープデッキ:Lo-D D-707HX を使っての素人の感想です。
もちろんデッキとの相性もあることをお断りしておきます。