KOBE七福神

七福神は、人望、律義(清廉)・威光・愛敬・有福・大量・寿命の諸徳を人々に授けられ、人生における願い事を満たすだけでなく、天下泰平・万民豊楽の発展繁栄の福の神と、広く人々に崇敬を集めて今日に至っています。

・福禄寿尊 /須磨寺
 
 「福」は幸せ、「禄」はお金、「寿」は長生き。

  願いを名前で示す福の神。中国の神様。

・恵比寿神 / 長田神社
  
もともと漁師の間で、福の神と祀られていた恵比寿神。
  商売繁盛だけでなく開運招福、厄除などかなえてくれる
  日本の神様。

・毘沙門天 / 湊川神社
  
仏教における天部の仏神。 持国天・増長天・広目天と共に
  四天王の一尊に数えられる武神。 財宝や福徳を与える
  神様としてお奉りされているインドの神様。


・弁財天 / 生田神社
  
七福神の中でただ一人の女の神様。美と智恵と音楽の神、
  また良縁を授けてくれることでも知られているインドの神様。

・大黒天 / 大龍寺
  
食物・財福を司るインドの神様。
  大龍寺の大黒様は大黒天を真ん中に、向かって左に毘沙門天、
  右に弁財天の三つの顔を持つ三面大黒。

・布袋尊 / 天上寺
  
大きな袋を背負った太鼓腹の僧侶の姿で描かれる中国の神様。
  この袋は福袋というより堪忍袋とも言われ、夢を育て、
  人格を磨き、円満な家庭を築いて、金運を招福する
  慈恵・和合・予知・金運の神様として信仰されています。

・寿老人 / 念仏寺
  
中国の道教が起源の神で、延命長寿の福神。
  念仏寺の寿老人は、古くから有馬温泉の入浴客が浴効によって
  病気をいやし、無病息災・不老長寿を念じて拝まれてきました。

(色紙 : 1000円、染筆宝印料 1社寺 300円)


1.須磨寺 (福禄寿尊)      

須磨寺で知られていますが、本来の名前は福祥寺。

須磨寺は、886年(仁和2年)に聞鏡上人が、
光孝天皇の勅命を受け、七堂伽藍を建立し、
和田岬の海中から引き上げられ北峯寺に
安置されていた聖観世音の尊像を移し、
祀ったことに始まると伝えられています。

七福神像と十三仏像は、須磨寺奥の院参道沿い

 

住 所 : 神戸市須磨区須磨本町 4-6-8

交 通 : 山陽電鉄本線 須磨寺下車、徒歩5分

車の場合 : 国道2号線 千守交差点を北へ
     
駐 車 場 : 有

拝 観 料 : 不要

拝観時間 : 8:30 〜 17:00

宗 派 : 真言宗須磨寺派本山

本 尊 : 聖観世音菩薩

電 話 : 078-731-0416

参 詣 日 : 平成24年2月17日


2.長田神社 (恵比須神)
      

西暦201年春、神功皇后が新羅より帰還する途中、
神のお告げを受けて苅藻川の中州に創建。

大国主命の子の事代主命が祭神として祀られています。
事代主命は、釣が大好きで、別名を恵比寿と呼ばれる招福の神様。

長田神社は、神戸七福神の一つ「恵比寿神」、
商売繁盛の神様として親しまれています。 

恵比須神は七福神の中で唯一の日本の神様。


住 所 : 神戸市長田区長田町3-1-1

交 通 : 阪神・阪急・山陽電車にて「高速長田駅」下車北へ徒歩約8分。

車の場合 : 
     
駐 車 場 : 有

拝 観 料 : 不要

電 話 : 078-691-0333

参 詣 日 : 平成24年2月11日

 


3.湊川神社 (毘沙門天)
     

「湊川神社」は、足利尊氏との戦いに敗れ、
この地で没したとされる楠木正成(大楠公)を主神として祀り、
弟の楠木正季以下の一族将士の霊を配祀しています。

初代兵庫県知事の伊藤博文の尽力により、明治天皇の
創祀御沙汰書を頂いて、1872年に現在地に鎮座され、
地元では「楠公さん」という愛称で親しまれています。

毘沙門天は、持国天、増長天、広目天とともに
四天王の一尊に数えられる武神。

古代インドでは武勇の神様であり、
東西南北を守る四天王の一人



住 所 : 神戸市中央区多聞通3-1-1

交 通 : 阪神・阪急・山陽電車にて「高速新開地駅」下車すぐ。

     
駐 車 場 : 有

拝 観 料 : 不要

電 話 : 078-371-0001 

参 詣 日 : 平成24年2月11日


4.生田神社 (弁財天)
     

神功皇后が新羅への遠征の帰途に神戸で船が進まなくなったため、
神占を行って、この地に天照大神の幼名とも言われる稚日女命を
祀ったという由緒ある神社。

長田神社、西宮の広田神社、大阪の住吉大社とともに1800年の長い歴史。

生田神社は縁結びの神様として知られています。
  
七福神の中で唯一の女神



住 所 : 神戸市中央区下山手通1-2-1

交 通 : 阪神・阪急・山陽・JR・地下鉄・ポートライナー
      各「三宮駅」下車、北へ徒歩約5分。

     
駐 車 場 : 有   \500/1時間

拝 観 料 : 不要

電 話 : 078-321-3851

参 詣 日 : 平成24年2月11日

 


5.大龍寺 (大黒天)
     

神護景雲2年(768年)、和気清麻呂によって
再度山(摩尼山)山頂近くの南斜面にて開基。

観応年間(1350年〜1352年)、戦火を受けて
衰亡したが、善妙上人による中興が行われ再建。

現在の伽藍は江戸時代初期以降に再興。

米俵に打ち出の小槌で知られる大黒天は、
食物・財福をつかさどる神。



住 所 : 神戸市中央区再度山 1

交 通 : JR神戸線 三ノ宮駅 から市バスで
     森林植物園か再度山行バス30分、
     大龍寺山門前下車徒歩10分(冬季運休)

           または三宮駅からタクシーで約20分。

     
駐 車 場 : 有

拝 観 料 : 不要

宗 派 :  真言宗

本 尊 : 彌勒菩薩

電 話 : 078-341-3482

参 詣 日 : 平成24年2月9日


6.天上寺 (布袋尊)
     

天上寺は、646年(大化二年)孝徳天皇の勅願により、
日本への仏教伝来のため、インドから渡来したと
言い伝えられた法道仙人が開祖として建てたお寺。

ご本尊の「十一面観世音菩薩像」は、お釈迦様が
42歳の時に自ら造られ、法道仙人が持参してきたと
される、一寸八分(約6cm)の黄金の仏像。

中国の後梁時代(906―921)の人で、明州奉化の出身。
名を契此という禅僧がモデルで、弥勒菩薩の化身と言われ、
大きな耳、ぽってりとした太鼓腹が特徴。

住   所 : 神戸市灘区摩耶山町 2-2

交   通 : 阪神、阪急、JRの三宮駅から市バス(18)系統で
      摩耶ケーブル下バス停下車、ケーブル、
      ロープウェイに乗り継ぎ山上駅(摩耶山頂)で
     下車、徒歩約10分

車の場合 : 表六甲ドライブウェイ、再度山ドライブウェイ、
       有馬街道−西六甲ドライブウェイ、裏六甲ドライブウェイから
     
駐 車 場 : 有  ホテル神戸摩耶ロッジの
           駐車場の中を通って未舗装路を登ると本堂の
           横まで行け、数台の駐車スペース有。

拝 観 料 : 不要

宗 派 : 高野山真言宗

本 尊 : 十一面観世音菩薩 

電 話 : 078-861-2684

参 詣 日 : 平成24年2月10日


7.念仏寺 (寿老人)
    

兵庫県・有馬温泉の中心。

寿老人は、長寿の神様。

有馬温泉・銀の湯のすぐそばに祠があります。




住 所 : 神戸市北区有馬町 1641

交 通 : 神戸電鉄有馬温泉駅から徒歩8分

車の場合 : 中国道西宮北ICから15分
     
駐 車 場 : 有

拝 観 料 : 不要 沙羅双樹の開花時期は拝観500円(お茶・菓子付き)

拝観時間 : 9〜17時

宗 派 : 浄土宗

本 尊 : 勢至菩薩

電 話 : 078-904-0414

参 詣 日 : 平成24年2月9日